世紀の天体ショーに感動 金環日食 雲の合間から
金環日食が観測された5月21日。せせらぎ公園(新栄町)多目的広場では区が主催する観察会が行われ、家族連れや地元の小中高生など、大人から子どもまで約300人が参加した。
当日は曇り空。部分日食が進んでいた午前7時頃は一時雨が降るなど、観測ができるかどうか危ぶまれた。その後雲の流れによっては時折太陽が見え隠れする状況で、会場に集まった人は東の空を見上げて待ち望んだ。
7時25分過ぎ、一度雲の合間にほぼリング状の太陽が見えると、参加者からはどよめきが。その後また雲に隠れたが、金環日食のピーク時間となる7時半から35分頃にかけては姿を現し、観測。参加者らは観測用のグラスをかざし、「すごい」「きれいに見える」など歓声をあげた。
会場に来た井上里咲さん(茅ヶ崎中3年)は、「今後一生見ることができないかもしれないので、友達と一緒に見られて良かった」と笑顔。また、区は「理系離れと言われているが、天文をきっかけに科学に興味を持つ人もいるのでは。多くの人に楽しんでいただける機会になった」と話した。
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