神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2012年8月30日 エリアトップへ

防災の日 減災に向け意識新たに 地域防災拠点では訓練も

社会

公開:2012年8月30日

  • LINE
  • hatena

 9月1日は防災の日。この日は1923年に発生した関東大震災の教訓を忘れないようにと定められた記念日。全国各地で、地震をはじめ、台風、津波などに対する認識を高め、災害への心構えを喚起する催しなどが行われている。防災の日を前に、都筑区内の取り組みに焦点を当てる。

 災害は忘れたころにやってくる―。古くから言い伝えられてきた言葉が示すように、東日本大震災では横浜市内でも大混乱となり、災害に対する準備不足が浮き彫りとなった。

 震災から1年5ヵ月が経過し、いつ起こるかわからない災害への不安は消えることがない。そして、頭では分かっている「災害への意識」も、実際、防災への対策が万全かというと十分とは言えない。都筑区が昨年7月から8月にかけて実施した「区民意識調査」の結果が参考になる。

 同調査は20歳以上の区内在住3000人を対象に行われたもの。「震災対策について」の項目のうち、地域防災拠点について「知っているし、場所もわかる」と答えたのが約6割だったのに対し、地域医療救護拠点で同様の回答が約2割、広域避難場所では約4割にとどまった。また、いずれの避難先も、自治会・町内会への未加入者が加入者に比べて認知度が低いことなどもわかった。

 区では、いざという時の行動や二次災害への備えが減災への一歩となることから、広報や防災マップを配布するなどして周知に力を注ぐ。また、震災後、自治会・町内会から「防災の基礎知識のPRが足りていない。チラシだけでなく行政が実際に伝えた方がいいのでは」との声を受け、今年1月から3月までと、5月から9月末までの間、自治会・町内会向けの「減災出前講座」を実施し、減災行動についてのレクチャーをするなどの対策も講じている(窓口/区役所総務課庶務係【電話】045・948・2212)。

避難場所の確認を

 区内には地域防災拠点が27ヵ所、地域医療救護拠点と広域避難場所がそれぞれ7ヵ所点在するほか、区独自の制度として、特別避難場所を設けている。特別避難場所とは、高齢者や障害者などの要援護者を災害時に受け入れる福祉施設(地域ケアプラザ・特別養護老人ホームなど)で、これに加え、(株)オンワード樫山(牛久保)、JXホールディングス(株)(勝田南)、東芝エレベータ(株)(茅ケ崎南)、(株)日立ハイテクノロジーズ(荏田東)など、区内の企業が有する宿泊研修施設を臨時の避難場所として提供する協定を締結している。

 また、災害時の実践的な行動を知ること、地域のつながりを確認するという目的を兼ねた防災訓練を、毎年10月以降、各地域防災拠点で行っており、区では「積極的な参加を」と呼びかけている。
 

都筑区版のトップニュース最新6

「子育てあるある」を一緒に

特別養子縁組おしゃべり会

「子育てあるある」を一緒に

27日、ポポラで

4月18日

ジャズ&トークで能登支援

ジャズ&トークで能登支援

21日、都筑区団体が主催

4月18日

「ゆわっこのおうち」開所

一般社団法人うるの木

「ゆわっこのおうち」開所

障害児の居場所の1つに

4月11日

レスリング日本代表に

都筑スポセン岡本景虎さん

レスリング日本代表に

11日からアジア選手権

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

50年後、区人口2/3に

横浜市人口推計

50年後、区人口2/3に

世帯数は約8割に

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

都筑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook