(社)神奈川県宅地建物取引業協会横浜北支部宅建つづき会会長を務める 嶋村 忠夫さん 池辺町在住 73歳
走り続けるリーダー
○…(社)神奈川県宅地建物取引業協会横浜北支部のうち、区内98社の会員で構成する宅建つづき会。04年から現在まで8年間、会長職を担っている。このほど、自治会町内会の加入促進を図るため、都筑区役所、区連合町内会自治会との3者間で覚書を締結した。「1年くらい経過しないとわかりませんが、この協力をきっかけに自治会町内会の加入者が増えれば」と思いを寄せる。
〇…都筑区は市内18区の中で自治会町内会の加入率が最も低い。加入促進の有効な手立てのひとつは住居変更の窓口となる不動産会社でのPRだ。そこで同会に白羽の矢が立った。「都筑は綺麗な街並みで交通の便もいい。住みやすい街だから新しい住民も増える。自治会町内会に入ることのメリットを伝えないといけない」と真剣な眼差し。同会では契約時などに加入案内のパンフレットや防犯グッズなどの啓発グッズを配布し、加入促進に向け積極的に取り組む姿勢だ。
〇…農家の家庭で生まれ育ち、サラリーマン生活を14年送った。30代で病気を患ったのを機に、それまで手伝い程度で携わっていた不動産業に専念。43歳の時に(有)富士忠を立ち上げた。「石油ショックやバブル、阪神大震災、そして去年の東日本大震災と、本当に色々なことがありましたね」と感慨深い様子で振り返る。自営業という性格上、地域との関わりも深くなり、港北消防団、緑消防団、都筑消防団に30年所属。都筑消防団には94年に区が誕生して以来の初代団長を務めた。「大変な活動でしたが仲間も増えてやりがいが感じられました」
〇…現在は夫人と息子の3人暮らし。趣味はゴルフ。35年のキャリアで、今でも多い時で週に1度はコースを回るほど。ゴルフの話題になると「すべて忘れちゃうよ」と少年のような笑みに一転。仕事も地域活動も趣味も全力投球。そのバイタリティは尽きることがなさそうだ。
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