芸術の秋。今回は、一風変わった手法で絵画を描く、牛久保東在住の齋藤和男さん(83)を紹介する。
齋藤さんは2年前から、歯ブラシを絵筆代わりに使って制作活動を行っている。国際経済の分野で大学などで教鞭をとってきた仕事を引退し、都内から横浜に移り住んだことがきっかけとなった。生活にもの足りなさを感じていた折、息子が歯科医であることから、歯ブラシを利用して何かできないかと考えた。
描くのは、模写や写生など風景画が中心。歯ブラシを刷毛のように使って葉や空を表現したり、角を使って細い線まで緻密に描く。ひとつの作品にかかるのは4時間から2日間ほど。これまでに40枚ほど仕上げてきた。今年の6月は、「上野の森美術館・日本の自然を描く展」で入選したことも。「歯ブラシはただ歯を磨く道具ではなく、芸術をつくりだすこともできるもの。絵筆と違うおもしろさがありますよ」と齋藤さんは話している。絵画は、ふれあいの丘の「さくら歯科クリニック(葛が谷8)」入口前で観ることができる。
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