川和中サッカー部決勝で桐蔭下す 日産スタジアム杯で栄冠
横浜市内サッカーチームの頂点を決める日産スタジアム杯。中学生の部で都筑区代表として初出場した川和中学校サッカー部が勝ち進み、2月17日に行われた決勝戦で桐蔭学園中(青葉区)を下し、優勝を果たした。
この大会は区ごとの予選を勝ち抜いたチームが代表として本選に出場し、計18チームで市内中学校の頂点を争うというもの。川和中が出場するのは初めてで、1月から同スタジアムで本選が行われた。
同校は準決勝で舞岡中(戸塚区)を相手に苦戦。PK戦へもつれ込むが、一人ひとりが落ち着いてゴールを決め、決勝への切符を手にした。
決勝で戦った桐蔭学園中は優勝候補の一つ。技術の高いチームにパスコースも封じられ、終始苦しい展開に。しかし後ろでチームを支えるキーパー北条朋樹選手(2年)の好セーブなどで、0対0のまま終盤へと向かった。チャンスが訪れたのは後半終了5分前。相手ゴール前での混戦状態から、桐蔭学園中のファウル。PKを獲得した。キッカーに抜てきされたのは攻めの要でもある上林虎次郎選手(2年)。全員の期待がかかる中、プレッシャーをはねのけてゴールを決めた。その1点を大事に守りきり、試合終了のホイッスル。1対0で初優勝を果たした。中山勇キャプテン(2年)は「優勝が決まった時は本当にうれしかった。チーム全員で勝ち取ったものだと思います」と振り返った。
チームプレーを強みに
同校は2年生のほとんどが小学生の頃から地元クラブでともにプレーしており、チームワークは強い。その団結力を活かした素早いパス回しで相手を翻弄。観客を魅了できるような鮮やかなプレーを目指している。石松和浩顧問は「守りも攻めも技術のある選手がそろっている。しかしセットプレーの弱さなど課題はたくさんあるので、克服して春の大会にはひと回り成長したチームになれば」と振り返った。
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