ミニヨコ 被災地小学生を招待 仮想都市で「絆」育む
19歳以下の子どもたちが仮想都市を運営するミニヨコハマシティ(以下ミニヨコ)が3月23日(土)、24日(日)の2日間、ハウスクエア横浜(中川1の4の1)で行われる。今年は初の試みとして被災地の小学生を招いて交流イベントを行う。
同イベントはNPO法人ミニシティ・プラス(三輪律江理事長)主催で、今年で6度目の開催。仮想都市内では大人の介入は禁止。食販などの模擬店だけでなく、銀行や市役所などの公的機関も設け、約50人の子どもたちが主体となって作り上げる。市民として参加した人たちは、ジョブステーションと呼ばれる職業紹介所へ足を運び、希望の職業で労働を経験。仮設都市内で流通する通貨「ミニヨン」が賃金として得られ、買い物を楽しむことができるシステムだ。狙いは街づくりに興味を持ってもらうことと、子どもたちに失敗を恐れず自主性を育んでもらうこと。徐々に広がりを見せており、昨年は2日間で約3000人が来場した。
東北と都筑のコラボ企画も
同法人は昨年9月に東日本大震災で津波被害を受けた宮城県石巻市雄勝町の復興イベントに出張。現地でミニヨコを開催し、被災した子どもと交流を深めた。
今回は前回とは逆に、被災地の小学生11人を招待し、都筑で交流を図ることに。当日は被災地の子どもたちが出題するクイズコーナーや、東北の特産品などが並ぶ。名物である石巻焼きそばは都筑産の卵を使用するなど、東北と都筑のコラボレーションも実現。また1階インフォメーション前では都筑区や周辺の子どもたちが記者となって活動する「つづきジュニア編集局」と石巻の「石巻日日こども新聞」が放送局を実施する。ゲストとしてプロレスラーの蝶野正洋さんや、ご当地ヒーロー「横浜見聞伝スタージャン」が登場するなど、大人も楽しめる内容になっている。岩室晶子副理事長は「お互いの子どもたちが交流を深め、被災地とつながっていきたい。少しでも復興を支えていけたら」と期待している。
時間は午前10時から午後4時まで。参加費は1日券300円、2日間通し券500円。19歳以下で、1人で街に入れることが条件。20歳以上が見学できる大人ツアーも予定(有料)。ツアーの時間は両日とも午前11時から正午までと、午後1時半から2時30分までの2回となっている。詳細は同法人【電話】045・306・9004まで。
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