微小粒子状物質(PM2・5)の測定局がこのほど都筑区総合庁舎に設置され、4月1日から測定を開始している。1時間ごとの速報値は市環境創造局のホームページ上で公表し、国が定める暫定指針値(1日平均70マイクログラム/㎥)を超える場合は、注意を喚起する。
PM2・5は、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒径が2・5マイクロメートル以下の物質。その発生源は工場からの排煙や自動車の排気ガスといった人為的なものと、土壌や火山などの自然由来のものがある。また、粒子の大きさが非常に小さいため、肺の奥深くまで入りやすく、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患のリスクも懸念されている。
県内に5局増設
これまで県内には29カ所の測定局でPM2・5の監視を行ってきたが、4月から都筑区のほかに、旭区、相模原市(2局)、厚木市の計5局を増設。市内では8局のうち、住宅地などの大気汚染物質を測定する「一般環境大気測定局」(一般局)が5局、自動車から排出される大気汚染物質を測定する「自動車排出ガス測定局」(自排局)が3局あり、都筑区に新設されたものは一般局となる。
環境省によると、基準値を超えた場合の対応として、屋外での長時間の運動や外出を控えることが有効とし、特に呼吸器系や循環器系の疾患を有する人は影響を受けやすいので体調の変化に注意することが大切と呼びかける。
また市環境創造局では、「早朝5時から7時までの時間帯に平均85マイクログラムを超えた場合は1日の基準値を超えることが予想されるので注意が必要となりますが、過剰に情報に左右されず冷静な対応を」と話している。
測定値に関する問い合わせは同局監視センター【電話】045・671・3507まで。
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