障害者自立支援ショコラボ 本格チョコ、人気上々 公会堂で初の披露会
障害者の自立支援などを目的に、昨年11月にオープンした「はたらく支援工房ショコラボ」(茅ケ崎中央30の17)が4月18日、都筑公会堂で初の披露会を行った。同工房は各界の専門家が監修し、趣向を凝らしたオリジナルチョコレートを販売する。
現在、数ある障害者自立支援の中でチョコレート販売を通して行われる支援は全国的にも珍しいとされる。同工房は働く障害者がチョコレート作りを通して、やりがいを感じられることや、月の平均工賃向上を目標に立ち上げられた。立案団体の一般社団法人AOH(伊藤紀幸代表)は、パティシエ、障害者支援、金融業界、輸入商社など異業種のプロフェッショナル8人が集結。障害者と健常者の二人三脚で心を込めたチョコレートを販売している。
現在製造に携わる障害者は12人。機械はほとんど使わず手作業で行われる。ドライフルーツやアーモンドを使用するなど本格的な商品が並び、口コミで人気が広がっている。バレンタインデーを控えた2月には予想をはるかに超える発注があり、急ピッチで製造を進めたことも。同法人担当者は「ハンディキャップを振り払い、心からおいしいと思っていただけるようなチョコをお届けしていきます」と話す。
目指すは平均工賃3万円
同法人によると障害者の自立支援方法は充実してきているが、月の平均工賃は1万円以内にとどまることが多いという。そこで同工房では社会的に自立できるよう月の平均工賃3万円以上を目指す。担当者は「民間企業と同じように成長していきたい。まずは地域のイベントにも積極的に参加し、いつかは全国へ」と展望を語る。
販売方法は主にインターネット(【URL】http://chocolabo.or.jp/)。第2、第4金曜日には工房前で販売会を行う(午後1時から3時まで)。直接工房で購入も可能。問い合わせは【電話】045・507・8688まで。
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