プロバスケットボール男子、bjリーグのプレーオフファイナルズ(決勝)が5月18、19日に東京・有明コロシアムで開催。18日の東カンファレンス(地区)決勝を制した横浜ビー・コルセアーズは翌日、リーグ決勝で西地区王者のライジング福岡を101―90で下し、参入2年目で東西21チームの頂点に立った。
19日の決勝は、対戦成績が今季0勝2敗のライジング福岡。第1クオーター(Q)は23―21と2点リードだったが、第2Qでは40―44と逆転される展開に。第3Q以降、厳しいディフェンスで決定機をつくり、68―60と再びリードし、試合の流れをつかんだ。主将の蒲谷正之選手が5本の3点シュートを含む計35点を決め、ファイナルズのMVP(最優秀選手)に輝いた。
レジー・ゲーリーヘッドコーチは「試合ごとに高得点、低得点のいずれの展開でも対応できる柔軟性がついた」と振り返り、「王者になるために必要な全てのプレーを見せてくれた」と選手をたたえた。蒲谷選手は「父の遺品からバスケの基本が書かれたメモが出てきた。見守ってくれたのでは」と、昨年6月に他界した亡き父に思いを馳せた。
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