横浜市のパパスクール 増加する『イクメン』を支援 区内では11月2日スタート
横浜市は、育児に積極的に参加する『イクメン』の支援を目的に、平成23年度から、地域の子育て施設等で「地域版パパスクール」を開催している。今年度は市内7区で実施しており、区内では地域子育て支援拠点の「Popola」で11月2日から始まる。区内での取り組みについて聞いた。
「Popola」では「チルコロパパクラブ」と題し、11月2日から2月1日まで全4回の日程でパパスクールを行う。対象となるのはこれから父親になる『プレパパ』と0から2歳児の父親。趣味も仕事も年齢も違うが、都筑という地域で、同世代の子どもを持つ父親という立場は同じ。毎回異なるテーマをこなしながら、親子の接し方を考えるきっかけにしたり、パパ友の結びつき、家族ぐるみの付き合いなど、その効果を発展させたい考えだ。
同所でパパスクールのコーディネーターを務める樋口昌代さん、大庭直美さんは今年の状況について、「10月11日からの受付けでしたがすぐに定員になってしまって、キャンセル待ちが出ているほど。年々子育てに参加するパパは増えていると実感します」と手応えを感じている。
昨年同所では公園遊びや写真撮影会など、屋内外でのプログラムを実践したが、今年は子どもに目が行き届くようにと、室内でのプログラムにした。1回目は「夫婦のパートナーシップ」がテーマ。以降、子どもとの関わり方、写真講座、おもちゃ作りと続き、専門の講師の下、プログラムを進めていく。樋口さん、大庭さんは「イクメンスクールというより、親子で笑って楽しめる時間が共有できたらいい。決して押し付けず、これをきっかけに地域でのコミュニティの輪が広がってほしい」と話している。
市は22年度に「横浜イクメンスクール」を開講。23年度からは地域版として発展させ、市内各所でプログラムを実践している。
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