2013年も残すところあとわずか。国内においては『日本中が輪になって歓喜にわいた年』との理由で『輪』が今年1年を象徴する漢字となった。都筑区ではどのような出来事があったか、タウンニュースの紙面からこの1年を振り返る。
■上半期
新年の幕開けとなる賀詞交換会が1月5日、東京都市大横浜キャンパスで開かれ700人が参加。志村一郎実行委員長は「横浜18区の中で都筑区はこの先も人口が伸びていきます。子どもの教育、地域環境ともに素晴らしく、もっといい街にしていきたい」と抱負を述べた。
1月13日には恒例の全国都道府県対抗女子駅伝が行われ、都筑ゆかりの選手が大活躍。ロンドン五輪代表の吉川美香さんをはじめ、双子の森田香織、詩織姉妹など、荏田高校出身・在学者が県代表としてチームをけん引し、大会新で優勝を果たした。
2016年度の完成を目指し整備の進む「横浜環状北線」。3月には大熊川に、日本最長のトラス橋が架かり、話題を呼んだ。北線は都筑区(第三京浜港北IC)と鶴見区生麦を結ぶ自動車専用道路で、渋滞が慢性化する保土ケ谷BPの混雑緩和効果などが期待されている。
国土交通省による公示地価が発表されたのもこの時期。都筑区は、住宅地、商業地ともに市内トップの上昇率に。成長著しい街の勢いを象徴する結果となった。
4月、中区から都筑区に校舎を移した中央大学附属横浜中学校・高等学校の新校舎が落成。周辺環境との調和を図った真新しい学び舎で記念式典も行われ、地域関係者にお披露目も。新たな歴史を刻むべく、中・高合わせて917人でスタートを切った。
横浜国際プールをホームコートの一つとする男子プロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」が5月、bjリーグ参入2年目で初の王者に。東西21チームの頂点に立ち、その名を全国に轟かせた。
同月、「未来につなぐ 笑顔のつづき」を基本目標とする区政運営方針が発表された。街づくり、子育て、防災、環境、行政サービスなどをキーワードにした事業を展開する中で、「ずっと住み続けたい都筑区」を目指す意向を示した。
■下半期
7月21日、参院選の投開票が行われた。4議席を11人で争った神奈川選挙区では自民党の新人、島村大氏がトップ当選。続いて、みんなの党の新人で、元神奈川県知事の松沢成文氏、公明党の新人、佐々木さやか氏、民主党現職の牧山弘恵氏の順で当選を果たした。都筑区内では島村氏が全体の3割を超える票を獲得したが、投票率は55・15%で前回投票率を下回った。
8月に入り快挙のニュースが飛び込んだ。創部3年目を迎えた都筑中央ボーイズの小学部が大阪で開催された全国大会を制覇。神奈川県支部初の頂点に立った。
任期満了に伴う横浜市長選は8月25日に実施された。現職の林文子氏が69万票を獲得し、再選。投票率は過去最低の29・05%で、都筑区は27・98%だった。
区制20周年を目前に控えた今年。9月15日にはセンター南商業地区振興会主催による20周年プレイベントとして「薪能in都筑」が都筑公会堂で行われ、400人の来場者が能楽の世界に浸った。
今年の都筑の象徴的な話題と言えば新たな大型商業施設の誕生だろう。10月25日、センター北駅前に「プレミアヨコハマ」が、翌週31日、センター南駅前に「サウスウッド」がそれぞれ誕生。大々的なオープニングイベントも行われ、市内外からの買い物客で賑わいを見せた。
全国屈指の強豪高校が集まる神奈川女子駅伝で、11月2日、荏田高校が大会新記録を樹立し、県大会を制した。全国大会への出場は15年振り7回目。チーム一丸となって念願だった都大路の切符を手中にした。
区内最大規模イベント「区民まつり」が11月3日に開催された。毎年15万人以上が来場する祭典に、模擬店170、フリーマーケット80区画が出店。来年の区制20周年につなげるプレイベントとして位置づけられ、参加者と来場者が一体となり、例年以上に盛り上がりをみせた。
池辺町集落で継承される「廻り地蔵」が無形民俗文化財に指定されたのも11月。何世代にも渡る伝統文化が脚光を浴びた。
そして12月、今年で2回目を迎えたセンター北のドイツクリスマスマーケットが規模を拡大して開催。ドイツ系の学校や企業が多い都筑区ならではの名物イベントとして定着の兆しをみせた。
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