区内初 「川和市民の森」開園へ 展望広場からは富士山も
市営地下鉄グリーンライン「川和町」駅徒歩10分の所に4月1日(火)、「川和市民の森」が開園する。市民の森は緑地を保存する横浜市独自の制度で、山林所有者の協力により樹林地などを市民の憩いの場として利用するもの。区内では初の開園となる。
市民の森制度は横浜市環境創造局が主導し、昭和46年度からスタートした事業で、緑地の自然のままの状態を市民に楽しんでもらうことを目的とする。平成25年4月1日現在、40カ所(約498ha)指定している。
「川和市民の森」は、横浜みどりアップ計画の一環として、平成22年度から事業がスタート。同局と都筑区が連携して進めた。財源は平成21年度から市民が負担している「横浜みどり税」を活用している。
今まで区内での開園に至らなかったのは、ニュータウン開発が進む中、公園や緑道の整備が先に進んだことが挙げられる。しかし、みどりアップ計画の策定により、区南部の川和町に存在したまとまった緑地を市民の森として確保しようと計画が始動した。
敷地面積は約3・5ha。森には新たにヤマザクラなど数種の樹木も植栽された。また、富士山が眺望できる展望広場も整備され、区民憩いの場としての利用が期待される。
「健康増進や自然に触れ合う機会として、既存の公園や緑道などとともに、散策を楽しむことができれば」と区担当者。この豊かな環境を活かし、学校授業の一環として課外活動への活用も視野に入れている。4月1日(火)に開園し、27日(日)午後1時からは開園記念式典を開催する。
「区内第1号の市民の森。自然を感じられる魅力スポットとして、多くの人に足を運んで欲しい」と区では話している。
|
|
|
|
|
|