27日、緑区十日市場のライブカフェでソロライブを行う元「ザ・チェッカーズ」ベーシスト 大土井 裕二さん 都内在住 51歳
進化信じ歩む「音楽人」
○…ファンからの要望があれば全国どこへでも出向きソロライブを行う企画「あなたの街に大土井裕二の歌声を!」を昨年から始めた。50歳を機に「新しいことをやりたい」と出た答えが歌うことだった。30人程度の観客に対してギター片手に弾き語りを行い、最後は観客と共にお酒を酌み交わす。13年は北海道から沖縄まで全国70カ所を回った。「ステージもない小さな会場で行うことが多い。お客さんが近くに感じられる。新鮮だね」
○…80年代に一世を風靡した「ザ・チェッカーズ」ではベーシストとして活躍。「田舎から出てきたお兄ちゃんという雰囲気がファンに受け入れられたと思う。身近な存在に感じられたのが良かったのかも」。チェッカーズとして”成功”したことが「努力を重ねればできないことはない」という自信となっている。音楽を始めたきっかけとなった憧れの歌手矢沢永吉さんのように自分がやりたいことをやっていきたいと考えている。「バンドでは裏方の自分が今ではライブでMCもこなしている。努力すれば人は変われる」
○…昨年、50歳でソロデビュー。ボーカリストとしての活動をスタートさせた。11年に東日本大震災被災地に住むファンから「石巻でライブを開いてほしい」と連絡を受けたのがきっかけ。「ベーシストひとりでは皆様を楽しませることはできない。歌ってみようと思った」。石巻で皆に喜んでもらえたことが歌手としての自信につながった。
○…「やっぱり家に帰るとほっとする」。妻と高校2年になる子どもとの3人暮らし。俳優業や音楽プロデューサー業なども行ってきた自分の「心の拠り所」として常に支えてきてくれた。子どもには音楽をやることを強制していない。「やりたいことをやるのが一番だから」と自分が歩んできた道を振り返りながら話す。「3年後、何をやっているか本人が一番分からない」自分を信じ歩みを進めていく。
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