市消防局は1月16日、昨年1年間の火災・救急概況の速報値を発表した。
同局によると、都筑区の火災発生は49件で、前年の57件から8件減少。焼失面積も206平方メートルで、一昨年に比べて半減した。都筑消防署担当者は「都筑は新しい家も多く、約8割の住宅が家庭用火災報知器を備えている。区民に向けた防災講座なども力を入れていたので、その効果で防災意識が高まったのでは」と分析する。
また昨年1月頃には区内で不審火が相次ぐケースもあったが、地元の消防団がパトロールを強化するなどで対策してきた。結果、放火件数も16件にとどまり、前年比で2件減少している。担当者は「皆さんの防災への心がけで、安全で安心な街に近づくことができた。冬は火災も起きやすい季節なので、警戒を」と呼びかけている。
一方、区内の救急状況は6910件で、一昨年より36件増加した。内訳でみると急病による出動が増加しており、区では継続的に実施している高齢者向けの健康講座などを引き続き開催するとしている。
市内では19件減少
また市内全域の火災発生件数は949件で、一昨年から19件減少。過去10年間で2番目に少なかった。また火災による死者は20人で、平成に入り最少だった。一方で救急出場件数は17万6119件で、過去最多を更新。交通事故での出場は減少しているが、急病や一般損傷が増加傾向にあった。
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