都筑区の2015年度に取り組む自主企画事業の予算案、概要がこのほど示された。事業予算は前年比566万円減の約9980万を計上。育児や健康づくり、防災の3本柱に重点を置き、区民ニーズや地域課題を見据えた事業を推進する方針だ。
都筑区は次年度の予算編成に向けて「未来につなぐ 笑顔のつづき」をテーマに掲げた。区政運営方針や新たな中期4カ年計画を踏まえ、昨年、区制20周年を経過した次のステップとして、さらなる区民満足度の向上を目指した事業を展開する。
同事業の予算は9980万8千円で、このほかに温暖化対策プラス事業400万円(自主企画事業費を含む)を計上する。個性ある区づくり推進費として、「地域の活性化」「育児・健康の充実」「安全安心な街づくり」「環境保全」「質の高い区役所サービス」の5項目を軸に取り組み、このうち、女性の活躍と育児、健康づくり、防災・減災関連事業に重点を置く。
「地域活性」には、区の特性を生かした事業への取り組みや、区制20周年を機に創出したふるさと意識を醸成したい考え。地域課題解決の担い手となる人材の発掘、育成を目的とした「つづき”縁”ジン事業」などを推進する。
「育児・健康」では、いわゆる”小1の壁”を克服し、仕事と育児の両立を目指す「女性がいきいきと活躍できる環境作り事業」や、「放課後キッズクラブ運営NPO法人設立支援事業」などが新規事業として挙がる。子どもが生まれる前から学齢期までの切れ目のない支援と、地域における健康づくりを進め、全世代が活躍できる社会を目指す。
「安全安心な街づくり」としては、災害時における関係機関との連携した訓練を実施するとともに、地域の自助、共助による減災行動の取り組みを支援する。 このほか、区制20周年事業が契機となった「水と緑の散策マップ活用」「ラジオ体操で健康づくり」も新規事業として取り組む。
区総務課では「昨年の20周年事業の中で生まれた新たなつながりを活かして都筑区にずっと住み続けていたいと思われるような事業を実施していきたい」と話している。
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