都筑区はこのほど、２０１５年度の区政運営方針を発表した。昨秋、区制20周年を迎えた区が公表した基本目標は「未来につなぐ 笑顔のつづき」。今年度は次世代育成、健康づくり、防災対策を重点項目に掲げ、地域の絆を生かした街づくりを推進する。
区は、20周年の収穫として、地域住民をはじめ、団体、企業など、事業やイベントを通じて築いた”つながり”を財産として各事業に取り組む意向。今年度掲げた方針について区は、「地域の絆をさらに深め、住み慣れた環境で誰もが安心して暮らせるふるさとづくりに向けて区民の皆様と協働して都筑の未来を創造していきたい」とする。
５つの柱、軸に
目標達成に向けては、【1】子どもから大人までの包括支援【2】地域活性【3】安全・安心の街づくり【4】環境保全【5】行政サービスの向上を５本柱として掲げる。
【1】では「子育て支援」「女性の活躍支援」「健康街づくりの推進」などが重点項目に。これらを取り組むに当たり、外遊び研修（９月）や学齢期保護者のネットワーク作りの支援（12月）、放課後キッズクラブ運営ＮＰＯ法人設立支援、ラジオ体操の実施（８月）、マップを利用した散策会、野菜マップの発行（３月）などを新規事業として挙げる。
街の魅力を引き出す【2】では、都筑ゆかりのプロスポーツチームを応援するビッグフラッグの作成（３月）に新たに取り組む。
防犯・防災を軸とする【3】は、「区災害対応力の強化」「災害に備える自助・共助の推進」を重点項目とし、各種訓練を実施するほか、補充的避難場所活用の検討にも着手する。
都筑の特徴のひとつでもある【4】については、自転車・歩行者安全事業計画の策定（10月）や川和市民の森での防犯対策（６〜８月）、燃料電池車普及啓発（９月）などを新規事業に盛り込んだ。
また、【5】については職員のキャリアアップ講演会の開催（〜12月）や広報区版の充実などを図る。
区は「20周年を迎え、区として新たな一歩を踏み出すために次世代担い手の応援、健康街づくり、災害に強い街づくりを重点項目として取り組んでいきたい」とする。
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