思い出を掘り起こす―。市立都田小学校(池田勉校長・55)で11月23日(祝)、15年前の児童が埋めた「タイムカプセル」の開封式が行われる。当時のPTA会長で企画の実行委員長、相澤孝信さん(61)は「下敷きに見覚えのある卒業生に来てほしい」と呼び掛ける。
01年3月10日に埋設したタイムカプセルの中には、15年後の自分に宛てた全児童の手紙が入っているという。対象は00年4月1日から01年3月31日の期間、都田小に在籍していた児童。都田小卒業生の相澤さんは「ブームで、15年後の開校120周年に開封を合わせた」と振り返る。手紙を書いた人は現在、21歳から27歳程度で453人にのぼる。
タイムカプセルは同校の北校舎と南校舎の間にある花壇の下に埋められているが、掘り出すためのクレーン搭載車両「ユニック」が必要で池辺町の(有)三留石材店がボランティアで協力する。同社は15年前の埋設時にも作業を引き受けた。その時、今は亡き父親と現場にいた座間順一さん(45)、智久さん(44)が実行委員会からの要請に今回も快諾。都田小出身の座間さん兄弟は「埋めた時も手伝った。卒業した思い出の母校なので、少しでも力になれれば嬉しい」と話している。
開封式には埋設時の早坂五郎元校長(71)や当時の教職員約20人が参加。式は午後12時10分から13時45分に行われる。当日参加できない人のために、同校コミュニティハウス(【電話】941・9522)で手紙を保管する予定。
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