江戸時代の家屋や茶室を備える都筑民家園(大棚西)は昨年から行われていた茅葺屋根の改修を終え、このほど一般公開を再開した。
江戸時代、都筑郡牛久保村にあった旧家などを移設、管理・保存し、季節のイベントを開催している都筑民家園。開園から20年が経ち、屋根に腐食が見られたため、昨年10月12日から1月末まで休館し、初の全面改修を行った。
屋根に使用されたのは静岡県富士宮市にある朝霧高原茅場から切り出されたススキなど数百束。山梨県の茅葺き建築専門業者「茅吉(かやきち)」に依頼し、主屋と馬屋の屋根が葺き替えられた。
同園の岡本みどり事務局長は「こんなに美しくなったのは20年ぶり。今月から再開し、早速子どもたちが見学に来てくれた」と話した。また、3日には再開後初めてとなるイベントの豆まきを実施。美しく整えられた屋根の下で「鬼は外、福は内」の声が飛び交い、新しい民家園の姿を来園者に披露する機会となった。
煎茶カフェ開催
完成を記念し、26日(日)10時から「煎茶カフェ」を開催する。3月5日(日)まで主屋で展示されている、段飾りやつるし雛などのひな飾りを眺めながらお茶やお菓子を楽しめる。
参加費300円、先着50人。うち30人には抽選で、民家園の焼き印が押された饅頭2個セットがプレゼントされる。
同園によると、民家園印の饅頭はなかなかお目にかかれない品だそう。「沢山の方にお越しいただけると嬉しいです」と岡本事務局長は話している。(問)都筑民家園【電話】045・594・1723
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