2月12日に都筑区少年野球連盟の理事長に就任した 志田 政明さん 佐江戸町在住 59歳
楽しさ伝え、裾野拡大
○…加盟する16の少年野球チームを取りまとめ、大会運営などを行う連盟の新理事長に就任。「責任を感じます。やりたいことはたくさんある」。昨年11月、市内18区の選抜チームが挑んだ大会で都筑区が初優勝を果たし、盛り上がりを見せた一方、少年野球やスポーツ人口は減少傾向にあるという。「この流れを食い止めたい。魅力をもっと伝えていかないと」と強い思いを抱く。
〇…加盟チームの一つ、佐江戸少年野球部のコーチとして20年以上にわたり指導してきた。”できたら褒め、できなかったら励ます”という方針で子どもや保護者から慕われ、成長した元教え子から「あの頃褒められて嬉しかった」と打ち明けられたことも。「あれは嬉しかった。そのためにやっていると思った」と目を細める。今の子どもたちにも彼らのように野球を好きになってほしい。初心者でも親しみやすい、バッティングティーに置いた球を打つ「ティーボール野球」の普及で野球の裾野を広げようと奮闘しているところだ。
〇…岩手県出身。田んぼを駆け回って遊ぶ活発な少年だった。中学で野球を始め、横浜に移り入社した緑区の通信系企業時代に本格的に打ち込んだ。「少しずつ上手くなるのが楽しくて」。朝昼晩と仕事の合間に1日3時間以上練習した。ピッチャーやファーストとして活躍、市代表として県大会出場も果たした。「自分は小柄だし上手くなかった。でも努力してついていけるから野球って楽しい」。還暦を前にした今も草野球で汗を流す現役選手の目線から、設備や練習時間に差があっても強豪チームに立ち向かえることを子どもたちに示している。
〇…町内会や青少年指導員など地域活動にも積極的。見返りを求めず何でもやるため、周囲に「損するタイプと言われる」と笑う。「スポーツを精一杯やると感動や出会いがある。それを伝えることで地域全体の子育ての役に立てたら」
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