神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2017年3月9日 エリアトップへ

ヘルプマーク導入へ(下) 誰もが認知する印に

社会

公開:2017年3月9日

  • LINE
  • hatena
赤い樹脂製の素材に白い十字とハートが描かれたヘルプマーク
赤い樹脂製の素材に白い十字とハートが描かれたヘルプマーク

 外見では障害や困難があると分かりにくい人が、周囲に援助や配慮の必要性を知らせる「ヘルプマーク」。東京都で2012年10月に作成されてから、次第に各地へ広がり始めている。

 このマークを作成する必要があると東京都議会へ提案したのは、不慮の事故により中途障害者となった山加朱美議員だ。人工股関節を利用することで歩けるようにはなったが走ることはできず、長い横断歩道を渡りきれないなど自身も日常生活で不自由さを実感。健常者と共生していくためには、援助を必要としている人が自ら周囲に意思を伝えることが不可欠だと考えての提案だった。

 東京五輪・パラリンピックを3年後に控え、ヘルプマークはJIS(日本工業規格)への加入も検討されている。「国内統一マークとして五輪・パラリンピックで世界に広がれば、日本の福祉分野における国際貢献になるのでは」と、同議員はさらなる広がりにも期待を抱く。

神奈川では1万個配布

 一方、東京都のほかにすでに導入を開始したのは京都府をはじめとした1府4県などで、少しずつ広がりつつあるが全国的にはまだまだ知名度が高くないのが現状。神奈川県のように導入を決めた自治体も増えているが、今後どのように周知し、誰もが知るマークとして普及させていくのかが重要となる。

 神奈川県では今年3月末までに配布を始める見通しだ。場所は各区役所の高齢・障害支援課のほか市区町村の担当窓口などで、1万個を無料で配る予定。周りの人々がマークの意味を理解し、配慮を必要としている人の意思表示に応え、支え合える社会となることが求められている。

(了)

都筑区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

都筑の祭り知って

都筑の祭り知って

5月18日 交流サロン

4月25日

国際プール照らす竹灯篭

国際プール照らす竹灯篭

5月18日 中学生以下無料

4月25日

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会 出展者募集

4月25日

人も企業も体が資本

横浜健康経営認証

人も企業も体が資本

過去最多557事業所が認証

4月25日

世界のボドゲで遊ぼう

世界のボドゲで遊ぼう

4月28日 加賀原ケアプラ

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook