都筑区仏教会(齊藤清紀会長・64)はこのほど、同会加盟32寺院や境内の名木、旬の花、周辺の自然などを紹介した冊子「お寺のグリーンマップ」を約15年ぶりに改訂した。齊藤会長は「マップを手に取って散策し、お寺を身近に感じてもらいたい」と利用を促す。
区仏教会は02年12月に同様の冊子を発行。当時は市営地下鉄「グリーンライン」も開通しておらず、2年程前から現状の交通網に合わせた冊子にするための改訂作業を進めてきた。
改訂の理由について、同会事務局の石川和弘住職(大善寺・47)は「道路の拡張整備やグリーンラインの開通で都筑区も様変わりしている。また、増改修などをして変わった寺院もあったので、冊子の利便性を向上させた」と話している。
A4サイズで2万部作成した冊子の表紙には地蔵菩薩の頭部写真を採用。裏には都筑区内の主要道路や市営地下鉄、JR横浜線などの駅名、緑道・公園を記載し、各寺院の場所を示している。
全10ページの中面には、本堂や山門、境内の写真に寺院名や住所・連絡先、宗派、本尊、開創年を記載。 また、乳出しイチョウ(長王寺)、200年を超えるしだれ梅(福聚院)、ハクモクレン(真照寺)、菖蒲(正覚寺)など自然の見どころも記してある。さらに、「みどりとお寺のコラム」コーナーでは、近隣の公園や緑道を紹介しており、利用者に周辺を散策してもらいたい狙いがある。
冊子は32寺院で配布されるほか、区役所などの公共機関にも設置される予定。
4月1日(土)、2日(日)には山田富士公園で行われる「さくら祭り」でも配布されるという。「無料で配っているので、欲しい人はお近くのお寺で」と齊藤会長。
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