にしだファミリークリニック副院長でソプラノ歌手の 西田 玲子さん 仲町台在勤 57歳
「気持ち」歌う産婦人科医
○…「信夫くんと10人の作曲家たちの想いを世に伝えたい」。難病「筋ジストロフィー」闘病の末、40歳で亡くなった詩人・鈴木信夫さんの詩に曲をつけ、歌う。きっかけは鈴木さんの母親との出会い。スポーツジムで初対面にも関わらずいろいろ話をしてくれた。「大変だったはずなのに、ものすごく元気で明るくて」。もらった詩集を読み、クラシックに向いていると感じた。自身が所属する音楽事務所に話をもっていくと、とんとん拍子に歌曲化が進んだ。「きっと信夫くんが会わせてくれたんだと思う」
○…本業は医師。内科医の夫とともに36歳の時に仲町台で開業。もともと歌や音楽が好きだったこともあり、市医師会の「洋楽部」に所属し、患者に声楽家がいればその人に習い、オペラアリアなどレパートリーを増やした。後に、横浜と郷里の徳島でリサイタル開催の夢を叶えた。現在は藤原歌劇団にも所属し、オペラの自主公演を行うなど精力的に活動している。「かなりの遅咲きだけどね」と笑顔を見せる。
○…大学卒業までずっと徳島で過ごす。幼少期からピアノを習い、コーラスを好み、合唱部では部長も務めた。「でもクラシックばかりじゃなく、アグネス・チャンや桜田淳子のモノマネもしたりね」と懐かしむ。やりたいことは色々あった。進路は高3の夏まで悩んだ。その中で多面性がある医者への道に進んだ。
○…20年ほど前、仕事の都合で住んでいたアメリカ・デンバーから町田市三輪緑山へ引っ越し、開業準備をしているときに3女が誕生した。子育ての時期は友だちや地域の人に「とてもお世話になった」。娘達が通った三輪小の20周年で「子育て」の講演をしたり、ママさんコーラス隊の「マンマ・ミワーズ」を指導するなど地域交流にも尽力した。そして”歌う産婦人科医”は演奏付思春期&更年期講演会など、これからも「歌で元気、勇気を届けていきたい」と意気込んだ。
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