横浜市は19日、区内2カ所の放置自転車保管所でアフリカ南部の国、レソト王国に提供する自転車の積み込み作業を行った。
市が回収、保管する放置自転車のうち、6カ月間引き取り手がないものは市の所有物になる。市は1985年からそうした自転車を国内外へ提供しており、過去には中国、フィリピン、ガーナなど5カ国のほか、昨年は震災に見舞われた熊本県からの要請で100台の自転車を送っている。
レソトは国土面積が四国の約1・6倍で、四方を南アフリカ共和国に囲まれた国。昨年7月に同王国から要請を受け、このほど輸送される運びとなった。
センター南保管場所(荏田東)には都筑区内8駅、早渕港北保管場所(早渕)には港北区の11駅に放置されていた自転車が保管されている。当日は2カ所から状態の良い自転車計52台を選び、トラックに積み込んだ=写真。
物資はレソト王国大使館(東京都)に運ばれ、現地に輸送された後、同王国の警察が公務に使用するという。市担当者は「自転車の有効活用になる。今度も提供を可能な限り続けたい」と話した。
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