4月から5月初旬にかけて、県内各中学校で行われた「神奈川県中学校春季ハンドボール選手権大会」で中川西中ハンドボール部女子が3位、男子が準優勝に輝きアベック入賞を果たした。男女共に表彰台へ上ったのは2014年の大会以来3年ぶり。
ハンドボールは、40m×20mのコートで行われる球技。ゴールキーパーを含め1チーム7人ずつコートに入り、互いのゴールにボールを入れあって前後半の合計得点を競う。同大会には男子57校、女子44校が出場し優勝を争った。
気持ち揃え掴んだ3位
男女共に、過去に優勝経験のある同校。昨年3位入賞を果たした女子は、優勝に向かって準備をしてきた。入部する生徒はほとんどが初心者ながら、堅いディフェンスで相手のミスを誘い、速攻をしかけるプレーを強みに力を付けてきた。
大会では、初見巴菜子(はなこ)キャプテン(3年)が外から中に切り込むシュートや、木村梨乃選手(3年)のロングシュートを武器に順調に駒を進めた。準決勝の相手は全国レベルの強豪・山内中(青葉区)。「優勝を狙うならここを倒さないといけないとわかっていた」と初見キャプテンは振り返る。
迎えた決戦の日。山内中の堅い守備と速攻に翻弄され、前半に5点差を付けられたが、後半から巻き返しを図る。声を掛け合って鼓舞し合い、一時は1点差まで追い上げたが、13-17とわずかに及ばなかった。「気持ちをそろえて攻められたのはよかった」と鈴木愛顧問は評価。初見キャプテンは「走り負けたのが悔しい。夏に向けて走り込みを強化したい」と意気込んだ。
成長みえた準優勝
植村創キャプテン(3年)や川瀬寛人選手(2年)の思い切りのいいシュートが持ち味の同校男子は、3年ぶりの入賞を目指して今大会に挑んだ。
2回戦で強敵・稲田中(川崎市多摩区)と対戦するも、取られては取り返す攻防の末、19-15で勝利を収め、その勢いのまま勝ち進んだ。
決勝の相手は常に上位に名を連ねる西中原中(川崎市中原区)。序盤から果敢に攻め、キーパーから繋ぐ速攻が決まる場面も。しかし、1日2試合をこなす工程だったこともあり、体力、精神力の差で17-21で敗退した。植村キャプテンは「悔しさも達成感も両方ある。シュート力を磨きたい」と思いを語った。井本将史顧問は「以前は緊張で思い通りに動けないこともあったが、今回それは乗り越えていた。今後はチームの意識を合わせることが課題」と部員の成長をたたえた。
次の大会は7月の市総体。県総体、関東大会と進み、全国大会出場を目指す。
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