寄稿 100 ヘルプマークの普及を 横浜市会議員 斉藤しんじ
義足や人工関節を使用している方、内部障害の方、または、発達障害の方など、障がいにより不便となる状況等が外見からは分からない方がいます。そうした方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなるものが「ヘルプマーク」です。電車・バスの中で、席を譲ったり、駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮の援助行動につながることが期待できます。
東京都が平成24年10月に作成したマークで全国に広まりつつあります。横浜市では、本年3月から各区の高齢・障害支援課の窓口で配布を行っていますが、多くの市民の方に知っていただかなければマークとしての意味を持たないため、認知度の向上を5月の本会議で訴えました。
林市長は、広報よこはまの活用や、ポスターの掲出場所の拡大を図り、認知度を高めていくとともに、マークを利用されている方々に対して、必要な援助や配慮が適切に行われるよう、交通機関や公共の施設等の関係職員への周知に力を入れていくと答弁しました。
ヘルプカード普及拡大も
障がいのある方などが災害時や日常生活の中で困ったときに、周囲に自己の障がいへの理解や支援を求めるために「ヘルプカード」を所持する取組みも必要と考えます。カードに「ヘルプマーク」を表示し、緊急連絡先や配慮してほしいことを記載することで、より的確な支援につながるよう、横浜市での普及を推進してまいります。
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