都筑区こども家庭支援課はこのほど、子育てに関する情報を集約したウェブサイト「つづき・育なび」を開設した。自宅の住所と子どもの年齢に合わせた近隣施設紹介や予防接種の時期などを調べられる機能もあり、手軽に情報を入手できるようになった。
区役所のホームページ上には膨大な量の情報が点在しており、子育て世代がその中から欲しい情報をすぐに見つけるのが難しいという問題があった。
そこで同課は、インターネットを日常的に利用する20代〜30代の子育て世代にとって「子育ての情報を一カ所で見られたら便利では」と考え昨年春、独自のウェブサイト構築の検討を開始した。
金沢区、南区が先行して運用している「育なび」をベースに、都筑区内の情報を集約。茅ケ崎中央に本社を構え、ホームページの制作など行う「インフォ・ラウンジ合同会社」と協力して作業を行った。
検索できるのは「出産・子育て」「保育園・幼稚園」「医療機関」「イベントカレンダー」「おでかけスポット」「予防接種」の6項目と、防災拠点を検索できる「防災・減災」、子育て支援センターポポラの情報だ。チェックの付け外しだけで手軽に絞り込み検索ができる。さらに、郵便番号と子どもの生年月日を登録すると、クリニックや公園などを自宅から近い順に表示してくれるほか、入園可能な保育施設や予防接種を受ける時期の検索が可能に。「シンプルで見やすい表示にこだわった」と同課の粒羅百合子課長は話す。
当時者目線で開発
運用に携わる同課の武智勇人さん(35)自身も3児の父。「子育て世代は忙しい。『こんなことができたら嬉しい』という当事者の目線で作った」と思いを語る。実際に「育なび」を利用してみたという中川中央在勤で小学生の娘を持つ男性は「急に翌日が休みになった時などに調べられるのはいい」と感想を話す。同課は今後、バージョンアップやアプリ化なども視野に入れ検討するとしている。
「つづき・育なび」(http://kirakana.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/)
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