住民の防災意識向上などを目的とした研修会が8月26日、牛久保東町内会館で行われた。主催は同町内会の家庭防災員。
災害など救助活動の現場で生死を分けるタイムリミットの72時間を想定し、「72時間を生き抜くために」をテーマに家庭防災員らが研修会を企画した。
第一部は町内会の総務副部長で市危機管理室の防災減災研修などに参加している高橋満さんを講師に、震度6強の地震を想定したワークショップを開催。参加者約50人は阪神・淡路大震災1週間後の神戸の様子や住民の暮らしぶりを映像で学んだ。その後、町の防災組織として、震災発生後3時間、24時間、72時間までに行う具体的な活動や目標などについてグループごとに話をまとめた。
第二部は非常用食材の乾パンやフルーツ缶詰などを利用した料理実習を開催。家庭防災員代表の川崎孝子さんらが「備蓄品の期限が切れて廃棄する前に、料理やおやつに使ってほしい」との思いで料理と試食会を実施した。
参加者は乾パンを使ったフルーツパフェや乾パンきなこボールを作った=写真。また、高密度ポリエチレン袋を使い、米を炊く方法も学んだ。同町内会の安 成人会長は「こういった準備を通して、いざという時に備えたい」と話した。
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