金メダルと表彰状を手にする高橋樹生君
茅ケ崎南在住の高橋樹生（たつき）君（茅ケ崎小５年）が９月３日、第10回 Ｕ-15ボクシング全国大会（小学生の部）で初優勝を収め、金メダルと表彰状を手にした。
高橋君は男子37・５kgの階級に出場。東日本代表として西日本代表のショーン・タロウ君（愛知県出身・６年）と決勝の後楽園ホールで対戦した。小学生は１分３ラウンド。１ラウンド中に２度のダウン、もしくは１試合中２度のダウンでテクニカルノックアウト（ＴＫＯ）を採用している。
高橋君は初めての全国大会だが落ち着いていた。「相手のパンチを見極めて右ストレートのカウンターを入れられて良かった」と冷静に試合を振り返る。１ラウンドにダウンを奪い、２ラウンド開始７秒で２回目のダウンを与え、ＴＫＯで勝利を収めた。「初めてのメダルで嬉しい」と高橋君。
現在、ハッピーボックス・ジム（保土ケ谷区）に通い、週４・５回程、トレーニングを行っている。父親の渉さん（46）は同ジムでコーチを務め樹生君のパンチを受け、指導も行う。大会当日、セコンドとしてサポートした渉さんは「指示どおりのボクシングができた」と息子の勝利に笑みを見せた。
同大会は小中学生のジュニア世代の育成を目的とし、過去にはＷＢＯ世界スーパー・フライ級王者の井上尚弥選手など日本ボクシング界の至宝を数多く輩出してきた実績がある。
樹生くんのパンチを受けるコーチの渉さん
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