県立川和高校(笠原政明校長)=川和町=陸上部の下山翔平さん(2年)が男子砲丸投げの県代表として10月21日(土)・22日(日)、駒沢オリンピック公園で行われる関東大会に出場する。下山さんは「関東では持てる力を全て出し、優勝を目指す」と意気込む。
先月17日に市営三ツ沢陸上競技場で行われた県高校新人陸上競技大会、男子砲丸投げには49人がエントリー。1選手が3回投げる中で、下山さんは13m90の記録で優勝を果たし、関東への切符を手にした。
横浜地区予選を1位で通過した下山さんは「自信もあったし、緊張せずに落ち着いて試合に臨めた」と振り返るが、それだけに「気負い過ぎてしまい、自己ベストの14m19を超えることができなかった」と悔しさを滲ませた。
投てき人生5年
下山さんは近所に住む先輩が砲丸を投てきする姿に憧れを覚え「自分もやってみたい。陸上をやるなら砲丸投げ」と中川西中学校1年の時、陸上部に入部。すぐに砲丸投げを始めた。
中学3年の時、全国大会に出場したものの予選敗退。悔しさをバネに川和高校に入学後は週6回、約3時間の練習を毎日欠かさず行っている。
謙虚な姿勢が実を結ぶ
現在、同校陸上部29人の中で、砲丸投げの選手は下山さん1人のみ。普段の練習では、ラグビー部員に交じり、30kgのバーベルを肩に担いで行うジャンプスクワットで足腰を鍛え上げる。そのほか、フォーム改善のために自分が投てきする姿を動画に収め、確認もする。
また、「吸収できるものは全て学びたい」と日産スタジアムや他校などで開催される、投てき練習会などにも自分から積極的に足を運び、他校の生徒や顧問と交流し腕を磨いている。
同校で7年間、陸上部の顧問を務める木村冨美雄教諭(56)は「彼は真面目で謙虚。練習に妥協は一切なく、きつい練習も楽しそうに行っている。今大会は今までやってきた努力が実を結んだ結果」と語った。
関東大会へ向け、最終調整中の下山さんは「しっかり練習して自分に自信をもち、万全の状態で試合に臨みたい」と意気込む。
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