都筑警察署(吉留育宏署長)は13日、道に迷った高齢女性を交番まで誘導し、保護に貢献したとして勝田小6年の羽田野颯太さんに感謝状を贈呈した。
先月30日17時頃、勝田町の自宅付近でサッカーをしていた羽田野さんは路上で困った様子で辺りを見回している高齢女性(92)を発見。肌寒い季節にもかかわらず薄着であったため不思議に思い、声をかけたところ道に迷った様子だったという。
羽田野さんは一度自宅に戻って母・友紀江さん(32)に女性と一緒に交番へ行く旨を伝え、約200m離れた大棚町の交番まで女性の手を引いて誘導した。その後、警察署員が対応して女性は無事帰宅することができた。
人を助ける優しい少年
普段から高齢者と交流する機会があったという羽田野さん。「声をかけるのはあまり怖くなかった。(助けた女性からは)『本当にありがとうね』と感謝された」と落ち着いた様子で話した。
友紀江さんによると、羽田野さんは「正義感が強い子。学校でも新入生が自分の教室がどこか迷っていたら教えてあげたこともあった」という心優しい少年だ。
実は友紀江さん自身も昨年冬、家出をして夜に一人で道を歩いている少年(当時小6)を保護して警察に通報したことがあった。その時は友紀江さんもためらいなく行動したといい、今回の件も「この子にとっては自然な行動だったのだと思う」と話した。
女性の発見が遅れていたら交通事故に遭う恐れもあった。都筑警察署は「勇気と冷静な判断で、正しい道筋で女性を保護していただいた。思いやりある行動だった」と感謝を述べた。
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