横浜市はこのほど、都田地区に地区センターと地域ケアプラザの複合施設整備を発表した。現在、建設中の横浜環状北西線トンネル上部の土地(都筑区東方町655の1ほか)を利用し、地域住民らの意見を集約しながら整備を進めていく方針だ。
都筑区内には、地区センター4館(中川西、仲町台、都筑、北山田)と地域ケアプラザ5館(加賀原、葛が谷、新栄、中川、東山田)が整備されている。しかし、東方町や折本町、大熊町、川向町などを有する区南東部の都田地区には両施設がなく、ある地元民によると20年以上前から整備を求める声があがっていたという。
そこで施設に求められる機能や施設構成等について整備予定地周辺の自治会町内会や各種団体の代表者らと行政が話し合うための建設懇談会が、10月と11月に東方町内会館で開催された。
懇談会の中で、建設予定の都田地区センター・地域ケアプラザ(仮称)はそれぞれ別の建物ではなく、地区センターと地域ケアプラザの複合施設として整備する方針で、両施設の運営を一元化していくことが示された。延床面積は約1500平方メートルで2階建て鉄骨造の予定。
また、多くの地区センターにある体育室や地域ケアプラザのデイサービス(通所介護)機能は現段階では有さないとしている。これらに対し、住民からは卓球や健康体操、歌、踊りなどの活動ができる会議室等での活動内容についての話が11月の懇談会であがった。
時期「現時点では未定」
整備予定地は、港北インターチェンジ(IC)と横浜青葉ICを結ぶ横浜環状北西線トンネル上部のため、複合施設の完成時期について都筑区区政推進課担当者は「予算事項でもあり、現時点では未定だが、設計から工事まで4年程かかる。30年度の予算案が固まれば整備スケジュールも分かってくる」と話している。
都田連合町内会の村田輝雄会長は「軽スポーツができる部屋の要望など、様々な意見が出ている。各地域からの意見を集約し、これから議論して内容を決めていきたい」と話す。
来年2月には第3回の懇談会が行われる予定。
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