旭消防団 辞令交付式 定数100人以上が不足 16人加わり552人に
旭消防団の辞令交付式と新入消防団員研修が4月10日、旭区役所新館大会議室であり、今年度は新たに16人が入団した。
当日は新入団員と昇任者18人に、中野信幸団長から辞令が手渡された。同時に東日本大震災により式典の開催が中止された、長年勤続する優良団員への表彰もあった。
35年間勤続する星野吉二本部部長は消防庁長官表彰永年勤続功労章、50年間勤続する岩崎敬之助本部部長は永年勤続優良消防団員として神奈川県知事表彰を受賞。それぞれ、齋藤俊彦旭消防署長から手渡された。
新入団員を対象とした研修では心得や役割、災害時の対策法、消防活動などを学び、修了式を経てこの日は終了した。
今年度新たに16人が入団したことで、旭消防団員は552人に。昨年度比で12人減少しているほか、定数の655人には103人が不足している。
横浜市全体で消防団員の不足が大きな課題となっており、市では昨年度、検討委員会を発足。PRに力を入れているが、成果はなかなか得られていないのが現状だ。
旭消防署は「訓練は土日や、平日の夜間に行うことが多く、自営業ではない人は参加しにくい」と指摘。高齢化が進み退団者も増えていることから、若い世代の参加が必要だと訴える。旭消防署では「今回の大震災で、消防団の大きな役割に気づいた人も多いと思う。関心を持ってもらえれば」としている。
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