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旭区版 掲載号:2011年5月19日号 エリアトップへ

星槎中・高校 地域に根ざした私学へ 旧若葉台西小跡地に移転開校 地元も期待

掲載号:2011年5月19日号

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メタセコイヤとイチョウの木が象徴的な正門
メタセコイヤとイチョウの木が象徴的な正門

 2007年3月に廃校した旧横浜市立若葉台西小学校の跡地に今年4月、星槎中学校・同高等学校(学校法人国際学園=金子肇校長)が移転開校した。同校は緑区から移転。緑豊かな自然環境のもと、地域と深く結びついた教育に力を入れていく方針だ。

 同校は学習指導要領などによらず、独自の教育課程を編成できる教育特区校。04年、全国の私学で初めて内閣府の認定を受けて05年度に中学校を開校、翌年は高校が開校した。

 主に不登校などで悩む子どもたちを、首都圏を中心に幅広く受け入れている同校。金子校長は「全国には心の居場所がない子どもたちが10万人以上いると言われている。不登校などで悩む子どもたちの多くは進路が限られており、当校はニーズが高い」と説明する。

 中高一貫的教育を進めており、非常勤を含めた職員数60人に対し、今年度の生徒数は中学校201人、高校261人と少人数制を貫くのも特徴的だ。

 以前の校地がビル街にあったのに対し、旧若葉台西小周辺は自然環境に恵まれていることに魅力を見出し、移転を決めたという。「豊かな自然環境は子どもたちに良い影響をもたらす」と金子校長。土地は50年間の借地、校舎等の建物は学校側が所有権を持つ。

地域の教育力授業に生かす

 移転を受け、地元の若葉台連合地区では「これまで地域になかった高校が誕生する」と期待する声が多い。少子化により5校あった小中学校が各1校に再編された同地区では、「学びと文化のまちづくり」をスローガンに掲げた活動を進める。

 同校では地域住民の協力を得て、農業実習や戦争体験者から直接話を聞く授業などを設け、地域との交流を深めていく方針だ。金子校長は「地域が受け入れてくれる。私学として、これほど嬉しいことはない。これまではなかった地域の教育力を授業に生かしていきたい」と意気込む。

 今後は既存校舎の活用条件でもあった「地域交流スペース」も整備し、地域住民や生徒の表現発表の場にしていくという。


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