「60歳のころから夢見ていた大会。退職を一つの区切りに、出ようと決めた」。そう話すのは、川崎市職員などを経て3月末に退職した、ゴルフ歴約40年の田村現さん(70)=若葉台在住。
5月30日、藤沢市の芙蓉カントリークラブで行われた県アマチュアゴルフ選手権大会・グランドシニア男子クラス(70歳以上)で、初出場ながら99人中、堂々の4位入賞を果たした。
強風が吹き荒れる中、首位と1打差のトータル82(18ホール)で回りきった。
ウォーキング5Kmや素振り200回、パッティングなど、年明けから大会を見据えたトレーニングを毎日続けてきたという。大会出場を決意したのは2月ごろ。「これからは何か目的がないといけない。純粋にゴルフを楽しもうと思った」
テーマは気力と体力、集中力。課題の血糖値も下げ、体重は70kgから63kgに落とした。「好成績を出すには、日ごろのトレーニングと健康管理」と力を込める。
若葉台団地に入居して35年。「(仕事の)現役を退いて、あらためて地域社会とのギャップを実感させられた」。地域交流の一つとして、毎週日曜には平均年齢60代の地元ソフトボールクラブ「ロビンズ」で、現役選手として汗を流す。
目的を持って努力することが喜びでもある。次の夢は、秋の関東アマチュア大会。「高齢者の引きこもりにならないよう、ゴルフも地域交流も続けていきたい」
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