旭警察署の署長に就任した 平田 臣一さん 旭区在住 57歳
安全は「地道」な努力
○…9月8日付けで新署長に。旭区の印象を「閑静な住宅街がある反面、朝夕の通勤時には交通量も多い。二面性がある街」と話す。就任後、署員には「業務は慎重かつ迅速に」と訴えた。「一人ひとりの執行力と署の団結力がうまくかみ合わないと正確にこなせない。旭区の治安維持のため署員はもちろん、地域ともこれまで以上に連携していきたい」と意気込む。
○…神奈川県で生まれ育った。警察官だった父の背中を見て育ったこともあり、自然と同じ道を志すように。「子どものころ台風の日に家族を残して仕事に行く父を見て、なんでこんなときにいなくなるんだろうと思っていた。でも自分が同じ世界に入ったことで、やっとその理由がわかった」と話す。「父は何も言わなかった。いつも見守っていてくれた」と振り返る。今年で警察官になり34年。自身の長男もまた、同じ職に就いた。「嬉しさの反面、やはり心配もある。口出しはしないけど」
○…これまでに組織犯罪分析課や科捜研、警察庁捜査一課などを歴任した。「テレビで見るように、最前線に立って大きな事件を捜査したり、ということは少なかった。派手さはないが、地道に努力をしてきたつもり」と振り返る。前任の組織犯罪分析課は、不良行為をする団体の情報を収集する部署。「表にでることはないが裏方として精一杯、自分たちができることをしてサポートしてきた」
○…毎朝徒歩で署まで通勤する。通勤ルートの本村神明社には就任以来、お参りを欠かさない。「せっかく旭に来たんだから、と思って。旭区民と署員の安全を祈願しているんだよ」と笑う。現在は単身赴任中。掃除や洗濯など、身の周りのことは全て自分でこなす。「家に帰れば”主夫業”してるよ。嫌になったりはしないかな」。落ち着いたら、自炊を始めたいという。旭区内の散策もこれからだ。「区内のいろんな名所を、ぜひ見て回りたい」
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