10月15、16日に埼玉県で行われた第20回全国小学生バドミントン選手権大会・関東地区予選会で、小野泰平君(8)=東希望が丘小3年=と末永逸貴君(8)=善部小3年=が4年以下男子ダブルスで優勝。初の全国出場を決めた。12月23日から27日、北海道で行われる本戦に向けて、所属クラブのNP神奈川(二村直樹代表)で練習を重ねている。
「試合中は2人とも無口。淡々と練習して、その成果を素直に出すといった感じ」と小野君の母親・珠子さん(40)が話す通り、2人の間に積極的な対話はないようだが、息の合ったプレーで好成績をあげている。
4年同士、または4年と3年が組む4年以下ダブルスで、3年同士のペアは異例という。プレーでは前衛と後衛で回転(ローテーション)し、互いにカバーし合えることが強みだ。
全国の予選にあたる8月の神奈川県大会では、2連覇を達成(昨年は2年以下)。続く関東は32組でトーナメントを戦い、1ゲーム(21点・2ゲーム先取制)も落とさずに、5試合すべてでストレート勝ち。決勝では覧村龍之介・江頭桜空ペア(厚木ジュニア)との神奈川対決を、21―16と21―12で制した。
「試合はスマッシュが決まると嬉しい。全国のレベルを知りたい」(末永君)、「大会ではいろんな人とプレーできるのが楽しい。とにかく勝ちたい」(小野君)と本番に向けて、それぞれ士気を高めている。
ペア歴は2年
小野君は母親の珠子さん、末永君は兄・雄士君(13)の影響でバドミントンの道へ。他のジュニアクラブを経て、NP神奈川に入団したのは2人が5歳のとき。昨年からダブルスを組むようになった。
「同学年で同レベルの2人が一緒にいたのが幸いした」と珠子さん。2人の兄、小野峻平君(13)と末永雄士君が同クラブ卒業生で、それぞれ年上の兄が練習相手になっていたことも好影響だったようだ。
練習は上瀬谷小(瀬谷区)や新井小(保土ケ谷区)で、木曜以外のほぼ毎日。土日は試合が多いため、学校以外はバドミントン漬けの日々だが、少年漫画にハマる普通の小学生の一面も。「よくふざけてるけど、実力はある。どこに打っても追いかけてくるし、(攻撃は)嫌なところを狙ってくる」と同クラブ主将、高橋佳希(かの)さん(11)は打ち明ける。
県内の前年成績で決まる学年別ランキングでは、小野君、末永君の順で1、2位を占める。さらに上のレベルを目指し、2人の挑戦はまだ始まったばかりだ。
|
<PR>
旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|