１５６cmの体格を生かした技が持ち味という
旭警察署交通課の久保田奈央さん＝写真＝が、２月29日に警察学校（栄区）で開かれた神奈川県警察逮捕術大会・女子個人戦で優勝した。同大会は県内の警察署が参加するもので、女子個人戦には各署から選ばれた代表者86人がトーナメントで戦った。
試合はソフト警棒を相手の体に当て一本を決めるスポーツチャンバラのようなもの。久保田さんは機敏な動きを武器に、見事優勝を果たした。「とにかくがむしゃらに戦った。周りが強く、一戦ごとに苦戦した」と振り返る。
大会に参加するのは今回で４回目。一昨年も優勝したが、昨年は惜しくも準優勝。今年は特に周囲からの応援も多かったようで「期待を背負いつつ、心地よいプレッシャー」を感じていたという。「応援してくれる人のためにも結果を出したい」とプレッシャーを退け、好成績につなげた。
警察官への憧れから、民間会社を経て夢をつかんだ久保田さん。交通課では指導係として、交通違反の取り締まりなどを行う。松本繁盛副署長は「てきぱきと積極的に動いてくれている」と評する。久保田さんは「まだ知らないことが山積みなので、一つひとつこなしながら『できる女』を目指したい」と話した。
久保田さん、同大会で（左）
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