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旭区版 掲載号:2012年4月26日号 エリアトップへ

4月から横浜市旭消防団の団長に就任した 木下 治郎さん さちが丘在住 64歳

掲載号:2012年4月26日号

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昔も今も、変わらぬ役目

 ○…前団長が8年間握っていた責任あるバトンを受け取った。これまでは副団長として団長をサポートしていたが、今度は自分の番。「副団長と団長では重さが全然違う。今まではどこかで団長に頼っていたからね。それを自分がやるとなるときついなぁ」と冗談っぽく笑う。消防団は32年間務めてきたが、団長の任期となるこれからの4年間は、今までよりも重厚で、濃密な時間になりそうだ。

 ○…旭区の消防団は約550人。火災時の出動をはじめ、啓発活動などを行うのが主な仕事。父親たちの世代では農作業の最中に火災を見つけ、リヤカーを引いて火消しを行うこともあったが、最近ではそのような機会は少なくなった。「昔はかやぶき屋根で1軒燃えるとその先も火事というのがよくあって。今は昔ほど火事もないし、消防署も増えたから直接火消しに関わることもなくなった。それでも、地域を守る消防団の存在は必要だと思うな」

 ○…二俣川小、万騎が原中学校出身。今は戸建てが並ぶさちが丘も、昔は畑が広がり農家が多かった。木下家も元は農家で、少年時代は作業を手伝っていた。その後、父親が木下造園を立ち上げ、自身も庭師の道へ。「最近は庭づくりをする家は少ないね」そう話す目は少しさみしそうだが、「父親のときから付き合ってくれるお客さんもいるよ。『ありがとう』って言われると本当にうれしいんだ」と話す表情は楽しそうだ。時代は移り変わるが、変わらないものも確かにある。

 ○…消防団の仲間はプライベートでも良い仲間。集まると趣味のゴルフ話で盛り上がることもしばしば。さちが丘東部自治会やさちが丘地区社協会長、スポーツ推進員など地域にも積極的に関わる。「自治会も消防団も一緒で、『ここに住みたい』って思える街にしたいね。団長として何ができるかわからないけど、やれるだけのことはやりたい」。少し日に焼けた顔で、くしゃっとした笑顔を見せた。
 

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