視覚障害者同士または、視覚障害者と晴眼者がペアを組んで踊るダンス競技「ブラインドダンス」。神奈川県ライトセンター=二俣川=で8月19日、全日本ブラインドダンス選手権大会が開催された。
大会で競われた種目はワルツ、タンゴ、ルンバ、チャチャチャの4つ。視覚障害者が「男性」、「女性」、「男女」の3部門に分かれ、25組の男女が華麗な戦いを繰り広げた。
日本ダンス議会が主催する同大会は今回で7回目。同議会によると、大会を開催するにあたり、視覚障害者によるダンスサークル数を調べたところ、全国の中でも神奈川県が特に目立ったという。このことから第1回大会前から、ライトセンターで会議などが重ねられてきた。また、2009年からはライトセンターが会場を無料提供している。
視覚障害者のスポーツの多くは視覚障害者用にルール変更されることがあるというが、ブラインドダンスは一般のダンス競技と同じ。同議会の吉野ゆりえさんは「踊るための方向取りが不自由なので少人数で踊ってもらう配慮はするが、ルールを変える必要はない」と話す。同議会では初心者向けの大会も開催しており、競技人口の増加にも期待を込めている。吉野さんは「ダンスを通じて、個人の生きがいや、チームで踊るという楽しみを感じてもらいたい。また、晴眼者の協力も必要なので、ぜひパートナーになってもらえれば」と話していた。
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