アパートオーナーの哲学―【1】 省エネ住宅を考える 「原点はカナダ・アメリカ」
私は都岡町で「住みやすさ」を第一に考えたアパート「ケヤキの庄」の賃貸をしております。このアパートを建てるまでに、個人資金を基盤に世界各国を調査して参りました。そこで改めて省エネ住宅について書き記していこうと思います。
近年、よく「省エネ住宅」とか「外断熱住宅」という言葉が使われているのを耳にします。この言葉を聞いた大概の人は、「エネルギーの節約に効果がある住宅らしい」という印象を持たれるのではないでしょうか。確かにその通りだと思うのですが、私の調査によると、こうした事に着目したのは資源小国の日本が初めてどころか、資源大国として名高いカナダやアメリカだということが分かりました。さらによく調べると、設計費や建設作業費の節約、性能的に無理と言われた在来建材のハードルを乗り越えるほか、今まで廃棄してきた木の切れ端を生かす新技術や新建材の開発にも成功していたのです。
両国では、総合的新規開発までを含めた研究開発が行われたため、日本の今のような省エネ住宅という水準とはかけ離れた総合産業の確立研究までを指します。大量の雇用を生み出すなど、その経済効果はとても大きく、新業界の出現と言えるほどの国富を生み出した総合戦略と言えると思います。
これらは1995年時点で調査してきたことです。ですので漏れもあれば、進展もあるでしょう。今、専門家がさらに深く調べれば、もっと大きく進歩した建材や新しい技法が発見できるのではと私は思います。
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