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旭区版 掲載号:2012年11月15日号 エリアトップへ

10月に街コンを開催した二俣川銀座商店会の会長 佐藤 輝雄さん 二俣川在住 73歳

掲載号:2012年11月15日号

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商店の活性 そっと願う

 ○…73店舗が加盟する二俣川銀座商店会。昨年12月、会長不在という状態を阻止すべく、周囲の推薦を受け、急きょ新会長に。自分の店はすでに2年前に閉めているが、42年間商売してきた商店会への愛着から、この1年間奔走してきた。「人通りが減ったり苦戦することもあるけど、二俣川銀座は明るく安心できる商店会。次の会長にうまくつなげたい」。来年3月の任期まで、大切なバトンを守る。

 ○…今年は毎年開催していたフォルテ祭が中止になったことから、代わりとなるイベントとして、10月に「街コン」を開催。当日は約200人が集まり、盛り上がりを見せた。「若い商店主が一生懸命話し合って、企画してくれた。自分のとこの儲けより、商店会の宣伝を考えてくれて。本当に感謝してる」。次世代の商店主らのアイデアをもとに、思い入れの深い通りに大勢の人が集まった。喜びはひとしおだ。

 ○…1969年、30歳で二俣川銀座に紳士服「サトー」を開店。当時の流行を取り入れた品揃えが自慢だった。「竹の子族とか横浜銀蝿みたいな洋服が人気だったね。この辺の若い店主も昔よく来てたよ」とにっこり。70歳になったら店をたたむと決めていたため、現在、店の跡地は駐車場になっている。店なき今もなお、なぜ商店会に関わるのかと問うと「この街が好きだから」。間髪入れずに返ってきた。生まれは違うが、一番長い時間を過ごした二俣川は、大事なふるさとだ。

 ○…昔の職業柄、今でもおしゃれを忘れない。「こんな靴、今の子は履かないかなぁ。僕、先が尖ってる靴が好きでね」。今でも見劣りしないその革靴は、何と50年前のものという。良いものは、時間が経っても変わらない。移り変わりを見てきた商店会も、良さはそのままだ。「商売は1人の力じゃできない。これからもっと盛り上がって、『二俣川銀座に店を出して良かった』と思ってもらいたいね」。大好きな街をそっと支える。
 

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