南希望が丘地域ケアプラザを拠点とし、来年1月で活動20年を迎えるボランティア団体「梅の会」(桐生サトミ会長)。長年の活動を称えられ10月18日、神奈川県社会福祉協議会(篠原正治会長)に表彰された。
同会の活動は、70歳以上の独居者を対象とした昼食支援を行うもの。弁当の配食とケアプラザでの会食をそれぞれ月1回のペースで続けてきた。昼食支援は、独居者を外出に誘うきっかけとなったり、安否確認も兼ねることができるという。一方で「若いボランティア参加者が見つかりにくい」と桐生会長は課題を挙げる。現在は38人分の食事を、平均年齢60代後半の8人のメンバーが準備している。
同会が第一に気を付けているのは衛生面。道具を全て熱湯消毒することで20年間無事故を続けている。また献立は、栄養バランスや彩りを重視して工夫。できる限り季節の食材を取り入れるよう心がけているという。昼食支援を5年前から利用する鹿野直(しかの ただし)さん(80)は「1人ではこんな手の込んだ料理は作れない。お弁当を持ってきてくれるのも、ありがたい」と話す。
17年来のメンバー、杉山豊子さん(74)は「表彰は『嬉しい』の一言。和気あいあいとしたチームワークの良さがあったから、長年続けてこられた」と話す。またメンバーらは一様に「『おいしかった』の言葉が本当に励みになる。それでまた頑張ろうと思える」と口を揃え、やりがいを語った。
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