旭区の小学生を対象にした科学体験イベント「天文教室」が2月9日、市立横浜サイエンスフロンティア高校=鶴見区=で開かれた。
昨年度スタートした旭区独自の「青少年未来発見事業」の一つで、今年度は天文とDNAがテーマ。学校の協力を得て、子ども向けの体験教室形式で行われた。天体観測の設備を持つ同校では、生徒主体で一般向けの校内見学などを実施しており、今回のイベントに至った。
定員の2倍近い応募があった同イベントには、1年生から6年生の児童と保護者約100人が参加。3グループに分かれて、プラネタリウムでの上映や、屋上で天体望遠鏡を使った観測などを体験した。
テント状の移動式プラネタリウムでは、街灯の多い地元横浜で見える星空と真暗闇で見える星空を比較。普段見ることのできない無数の星がドームに映し出されると、会場は大歓声に包まれた。北極星の探し方を教わった児童らはそれぞれに指さして「あった」と喜んでいた。
参加した井上鷹山(ようざん)君(9)は「望遠鏡で小さい星がぽつぽつとたくさん見えたのが楽しかった。お兄さんたちの説明もすごくわかりやすかった」と興奮冷めやらぬ様子。一緒に参加した、母親の紀子さん(39)は「ちょうど子どもが天体に興味を持ち始めていたので、いいタイミングでイベントがあってよかった。生徒さんたちもしっかりしていてびっくりした」と話した。
旭区の科学体験イベントは23日にも、神奈川大学の協力で「DNA実験教室」が予定されている。
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