茶堂にお地蔵さん 西予市城川町 若葉台へ寄贈
四国の農村部に点在する、住民らがお茶を飲みながら交流する「茶堂」。旭区の若葉台団地内にも、愛媛県西予市城川町の茶堂をモデルにした茶堂があり、3月末には同町から地蔵が寄贈された。茶堂をきっかけに、若葉台と城川町の間で交流が生まれている。
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若葉台団地内にたたずむ緑色の屋根の茶堂。住民がおしゃべりをしたり、子どもたちの遊び場として地域の憩いの場となっている。この茶堂は、2009年に開催された「開国博Y150」のヒルサイドエリアで展開された茶堂プロジェクトによるもの。イベント終了後、地域住民らが尽力し、11年9月に若葉台公園に移設された。
この話題は愛媛新聞にも取り上げられ、それを機に同町との交流が始まった。昨年11月の若葉台文化祭には同町民らが訪れ、まんじゅうとお茶で「お接待」を行う企画も。そのとき茶堂を見た同町側が「何もないとさみしい」と地蔵の寄贈を提案。3月31日にはお披露目とともに、お接待と同町特産品販売が行われた。NPO法人若葉台の白岩正明理事長は「茶堂は地域コミュニティの原点で、城川町から学ぶべきことも多い。今後も特産品販売などをしながら、交流を続けていければ」と話している。
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