市立鶴ケ峯中学校出身の山口唯さん(17=厚木商業高3年)が最年少でメンバー入りした、女子ソフトボールU19(19歳以下)日本代表。7月1日から7日にカナダで行われたソフトボールの世界女子ジュニア選手権大会で優勝し、3大会ぶりの世界一に輝いた。
「紙一重の戦い。短期間で作ったチームでよく勝ってくれた」と宗方貞徳ヘッドコーチ(厚木商業高校監督)。8カ国で争う予選リーグは7戦全勝で首位通過。上位チームによる決勝トーナメントでは、エース投手を温存した準決勝で、アメリカにあわやノーヒットノーランという0―4で完敗を喫した。
しかし、敗者復活の3位決定戦ではオーストラリアに9―2でコールド勝ち。決勝は、再戦となるアメリカを4―0(6回降雨コールド)で下し、ライバルの大会3連覇を阻止した。
山口さん 3試合に
山口さん=鶴ヶ峰本町=は予選リーグのボツワナ戦、代打の後に中堅の守備へ。シンガポール戦はスタメン出場。決勝トーナメント初戦のニュージーランド戦は最終回、右翼についた。
ボツワナ戦とシンガポール戦では二塁打を記録。「国際試合での長打は自信になった」と笑顔で振り返る。
一度負けてオーストラリアに勝ち、決勝でアメリカを下す流れは、北京五輪と同じシナリオだ。「代表のユニホームを着て、日本のソフトボールを背負っているのを感じた。また着られたらいい」と打ち明けた。
歓喜の一方、今月末には厚商ソフトボール部として高校総体(インターハイ)が控える。「代表ではベンチにいることが多かったので、高校でもメンバー入りできなかった人の気持ちが考えられるようになった」。代表経験の手応えを語る。
「宗方監督から気持ちを切り替えろと言われた。日本一になって、インハイ3連覇を達成したい」。視線の先は、次の目標だ。
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