二俣川駅から鶴ヶ峰駅の区間を走るコミュニティバス「四季めぐり」の客足が好調だ。厳しい暑さが続いたこともあり、7月の平均利用者数は1日135人、8月も安定した乗客数を見せ、8月9日には最多の177人を記録した。
四季めぐりは、公共交通機関が通っていない旭中央地区を走るコミバスで運賃は一律300円。昨年4月からの試験運行を経て、今年4月から、「ふたえ交通株式会社」(篠崎智雄代表取締役)=本村町=により、本格運行が開始されている。
コミバス導入の取り組みは市内各地でも進められているが、ネックとなるのが乗客数の確保だ。四季めぐりの運行で必要な乗客数は1日130人に対し、4月〜5月の平均は100人前後。しかし、6月に平均121人を記録し、乗客数が伸びてきた。
週3回ほどコミバスを利用する四季美台在住の75歳女性は「四季美台は坂道が多く、今までは歩いて買い物に行っていたから大変だった。バスが通って本当に助かっている」と話す。
地域の声 反映
本格運行後は運行ルートの変更やバス停の増設、乗客数の増員をするなど、より利便性の高いバスを目指してきたが、9月1日からは回数券の販売も行う。同社では回数券により、運賃の支払いにかかる時間を短縮させ、より正確な発着が可能になると見込んでいる。
現在、同社では運行ルートにフードマーケット「マム」を追加することを検討している。篠崎社長は「マムの要望は地域から高い。回数券などにより、運行時間に余裕ができればルート変更も可能になるかもしれない。今後も地域の要望に応えていければ」と話している。コミバスに関する問い合わせは同社【電話】045・362・5315へ。
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