神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2013年10月10日号 エリアトップへ

食物アレルギー5千人超 横浜市、給食指針作り対応

社会

掲載号:2013年10月10日号

  • LINE
  • hatena

 東京都の小学校で昨年12月、食物アレルギーのある児童が給食後に死亡した事故を受け、文部科学省は学校給食における食物アレルギーへの対応について、全国規模の調査に着手。横浜市の現状について取材した。

 横浜市が給食を実施する市内の公立小学校、特別支援学校、定時制高校に対して行った調査によると、2012年時点で食物アレルギーがある児童生徒は5264人、全体の2・8%に。うち半数近くは複数の食物にアレルギーを持つ。

 市は08年に国が定めた「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」をもとに、「アレルギー疾患の児童生徒対応マニュアル」を11年6月に作成。市内公立小学校はこれに基づいて給食を提供している。

 各小学校では毎年、保護者からの申し出や保健調査票などから食物アレルギー疾患のある児童を把握する。担任や栄養士らは保護者と面談し、原因となる食品や症状等を聞き取り調査した上で、個人カルテを作成。該当食材を除いて調理する除去食にするか、代わりの食材を使用する代替食にするか、弁当を持参するかなどの対応を決め、全教職員で情報共有している。

 一方、複数の児童に除去食を提供している学校の調理員は「毎日調理前に確認を行っている。アレルギーの原因となる食材に触れた手で別の食材を触らないなど、神経を使う」と話す。 横浜市では年2回、自己注射薬「エピペン」の使用法を専門家から学ぶ講習を実施するなど、緊急時に備えているという。市教委健康教育課は「マニュアル通りの対応が第一。新たな国の方針が示され、マニュアルの改訂が必要であれば考えていきたい」としている。

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

歩道橋にEV設置へ

三ツ境駅北口

歩道橋にEV設置へ

市、25年度の完成目指す

4月18日

知る会で地域住民と交流

ウクライナ避難民

知る会で地域住民と交流

鶴ヶ峰の犬飼さんが企画

4月18日

森ラボ(旭区)が受賞

横浜・人・まち・デザイン賞

森ラボ(旭区)が受賞

地域住民と芸術作品制作

4月11日

「居場所」担い20年

親子のひろばまんま(瀬谷区)

「居場所」担い20年

25日から周年行事

4月11日

大使館関係者が現地視察

国際園芸博覧会

大使館関係者が現地視察

協会や国交省、出展促す

4月4日

小型車の自動運転を検証

相鉄バス

小型車の自動運転を検証

ズーラシアで5日まで

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook