創立40周年を迎えた県立旭高校(近藤和朗校長)が10月29日、記念式典を中区の神奈川芸術劇場で開催。日本サッカー協会女子部長で同校2期生の中村修三さん(54)と、スポーツキャスターで元Jリーグ選手、16期生の水内猛さん(40)の卒業生2人を招き、記念講演が行われた。
冒頭の式典で近藤校長は「周りの人を幸せにするために学び続け、精いっぱい自分を伸ばしてほしい」と生徒たちを激励。実行委員長で2期生の原初美佐さんは「時代に流されることなく、伝統を守ってほしい」と語りかけた。
記念講演では、日本代表「なでしこジャパン」のスタッフとして、2011年サッカー女子W杯で優勝し国民栄誉賞を団体受賞した、同校サッカー部OBの中村さんが講師に。同部の後輩で、全国高校選手権でベスト8に輝いた水内さんが聞き手を務めた。
グラウンドがなく経験者も少なかったサッカー部は、中村さんが3年生のとき県大会決勝進出を達成。開通前の保土ケ谷バイパスで、ボールを壁に蹴って練習していた当時のエピソードも披露された。水内さんは「(中村)修三さんは伝説の男だった」と高校当時を振り返り、「サッカーがやりたくて、神奈川の強豪校だった旭高に入った。サッカー部は人生で一番濃い3年間」と胸中を語った。中村さんはなでしこジャパンの普及に向けた展望にも触れ、「うまくいくから、やりたいことをやってほしい」と生徒にエールを送った。
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