上の池（手前）の形が変わった
（株）泰山園＝上白根町＝が施工を手掛けていた、泉区のいずみ中央駅前に広がる「和泉川・地蔵原の水辺」の再整備工事が完了し、11月23日、完成記念式典が開催された。
和泉川に１９９３年に整備された同所は２つの池を中心に水路や通路などで構成され、駅から近い親水拠点として長年、市民から親しまれてきた。完成から20年が経ち、衛生的な利用や安全確保に近年課題を抱えるようになり、再整備が行われた。
今回の再整備で上の池は水遊び場としての機能を維持させるため、衛生面や安全面を考慮し、くみ上げた地下水を掛け流す自然流下式を採用。上流部は勾配がある狭あい水路として水の流れと動きをつくり、下流部は子どもたちが遊び・親しむために一定の広さがある円形の水たまりを設けた。
子どもたちの観察用に整備されている下（しも）の池（生物池）は、排水不良によりヘドロの堆積や水質の悪化等がみられたといい、再整備で排水施設改良を行い池全体への水の流れをつくった。
老朽化した施設の改修も行い、通路をインターロッキングブロック舗装とし、木製階段の改修や芝生の張替え等も行った。
式典では市関係者や泰山園の高橋卓社長、泉区選出議員らによるテープカットが行われ、中和田中学校吹奏楽部による演奏が華を添えていた。
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