神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2014年4月17日号 エリアトップへ

2周年を迎えたくつろぎカフェでマスターを務める 新家(しんか) 道敏さん 中白根在住 74歳

掲載号:2014年4月17日号

  • LINE
  • hatena

珈琲飲みに「よってたもれ」

 ○…地域のみなさんに『おいしい』と喜んでもらえて嬉しい」。今宿地域ケアプラザで毎月行われている、コーヒーを飲みながら、レコードやおしゃべりを楽しむ「くつろぎカフェ」。2周年を迎えたカフェで、本格コーヒーを提供するマスターとして活動する。きっかけは併設する今宿地区センター祭りでコーヒーを提供していたこと。その様子がケアプラザ職員の目に留まり、声をかけられた。

 ○…化学会社に勤務していたが、55歳で早期退職。「何かやってみよう」と、未経験ながら都内で喫茶店を約10年間構えた。元来、表に出るのは苦手な性格。「喫茶店のマスターなら大丈夫かと思ったけど、実際は違った。結果的に一番苦手なところを選んだ」と苦笑い。店は軌道に乗っていたが、「自分の家でゆっくりやった方がいいかな」と自宅の一部を自ら改装。熟年カフェ「よったも」をオープンさせた。「よったも」は「よってたもれ」を略した造語。「安い値段でおいしいコーヒーを飲みに、地域の高齢者に気軽によってもらいたい」と穏やかな笑みを見せる。

 ○…福島県の双葉町出身。東日本大震災前日まで通夜のため、いわき市に行っていたという。現地で被災することはなかったが、祖父母の家が津波で流されるなどの被害にあった。町には今も入れず、避難生活を続ける友人も多い。「個人情報やらで、こっちからは探せない。本当に何もできない」。無念さを滲ませる。

 ○…今春からくつろぎカフェに加えて、「おいしいコーヒーの淹れ方講座」の講師も務める。サイフォンやドリップでの本格コーヒーを伝授。くつろぎカフェに普段来ている人も参加しているという。また、カフェで出会った人が、店に立ち寄ってくれることもしばしば。「もうすぐ後期高齢者だから」と謙遜するが、年齢を感じさせないエネルギーを放つ。「やめようとは思わない。身体が動く限りはやる。喫茶店ならできる」と語り口に力が入った。

旭区・瀬谷区版の人物風土記最新6

寺澤 慶さん

左近山団地の学生団体「サコラボ」の代表を4月から務める

寺澤 慶さん

旭区左近山在住 22歳

4月18日

村田 浩一さん

25周年を迎えるよこはま動物園ズーラシアの園長を務める

村田 浩一さん

旭区上白根町在勤 71歳

4月11日

朝木 秀樹さん

横浜隼人中学・高等学校の校長に4月1日付けで就任した

朝木 秀樹さん

阿久和南在勤 61歳

4月4日

真山(さのやま) 英二さん

一般消費者向けのセミナー「失敗しない老人ホームの選び方」の講師を務めた

真山(さのやま) 英二さん

二俣川在住 50歳

3月28日

乾 充さん

4月1日付で横浜市旭区民文化センター・サンハートの館長に就任する

乾 充さん

二俣川在住 60歳

3月21日

志澤 希久子さん

古着や古布をリサイクルするファイバーリサイクルネットワークの副代表を務める

志澤 希久子さん

今宿在住 85歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook